はじめての多読的シャドーイング

著者: 岡山陽子
A5判187ページ＋CD1枚(64分19秒)

無理なく気楽に取り組めて、しかも長続きするシャドーイングの方法を提案します。リスニングとスピーキングに速効があるシャドーイングは、高い集中力を必要とする学習法。ちょっとハードルが高い、なかなか思うようにできないという人におすすめしたいのが「多読的シャドーイング」です。それは･･････

「やさしいものを大量に声に出して読む」
「わからないところは飛ばしてどんどん声に出す」
「難しければもっとやさしいものを試す」

●学習に使うのはやさしい英語の本
英語学習者向けに語彙制限して書かれたやさしい洋書や、ネイティブの子ども向けに書かれた児童書を使い、朗読CDに合わせて声に出して読む「音読」と、英文は見ずにCDの音声を追いかけて発話するシャドーイングを組み合わせてアプローチします。普通のシャドーイングより、効果が出るまでに時間はかかりますが、ラクに続けられるのがポイントです。「多読的シャドーイング」に挑戦したモニターの進捗ぶりを紹介しながら、学習のステップをひとつひとつ丁寧に指導します。

●学習素材もたっぷり収録
本書の後半はレベル別のやさしい洋書6冊。短いものは全編、長いものは最初の何章かを挿絵もそのままに掲載し、付属CDに朗読を収録しています。「難しい本」を読まないと、勉強にならないのではと不安に思う人もいるでしょう。しかし、難しい本を読んでいるときは、日本語に訳しながら理解しようとしているのではないでしょうか。多読的アプローチは英語を英語のまま理解すること。返り読みをしなくなり、英語力のベースアップにつながります。