多聴多読マガジン 2016年10月号(Vol.58)
通常価格:¥1,447
税込
●特集は「ゼロから始める! 英語シャドーイング」
シャドーイングとは厳密に言えば、「英文を見ずに、耳だけでとらえた音声を即座にそのまま真似して、コンマ何秒遅れで自分の口から出す」こと。文字情報を参考にできないため、集中力が必要なトレーニング方法ですが、その分リスニングにバツグンの速効があります。自分で正確に発音できる音は聞き取れるからです。さらに、聞こえてきた順番に頭から意味をキャッチする習慣が徐々に身につくので、たとえ長文であっても、途中でまったくお手上げという事態から脱却できるようになります。英語レベル別の素材を使って、段階的にシャドーイングのコツをつかみましょう。
[レベル1] ネイティブの小学生向け教科書
[レベル2] ノンネイティブ向けのゆっくりした英語ニュース
[レベル3] ヒラリー・クリントンのスピーチ
[レベル4] 英語学習者向けリーダー
【特別記事】比較リスニング! トランプ対ヒラリー
民主・共和党両大会で、それぞれ大統領候補として指名受諾演説をおこなったドナルド・トランプとヒラリー・クリントン。同時通訳を担当した鶴田知佳子が両者を比較、分析します。
●やさしい洋書を読み、CDの朗読音声を聞く「快読快聴ライブラリ」
[1] The Kidnappers
大人気のORTシリーズからStage8の1冊をまるごと掲載。カラフルな挿絵を見ると、知らない単語の意味やニュアンスも理解できるようになります。
[2] A Kitchen Love Story
夫に先立たれ、大学を中退して食堂で働きながら子どもを育てる主人公はいつもイライラ。そのふるまいから、上司に解雇されそうになりますが。
[3] Current: UK Immigrants
英語学習者向けのイギリスの雑誌から、移民問題の記事を紹介。EU離脱の主原因を探ります。
[4] The Client
ジョン・グリシャム『依頼人』の原書を、やさしい英語で書き直したリーダーの冒頭部分。11歳の主人公が事件に巻き込まれ、FBIからもマフィアからも追われ ることに。
●ワンランク上の原書を読む「快読快聴ライブラリ・プラス」
The BFG
生誕100周年のロアルド・ダール作。実写映画『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』の原書の一部を紹介します。クリストファー・ベルトンによる用語解説付き。
■映画スターインタビューは、カリスマ編集者と若き天才作家の友情と苦闘を描いた『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』から。作家トマス・ウルフを演じたジュード・ロウが、極端に変わり者だったウルフの人物像を語ります。CD収録。
■スピーチはFacebookのマーク・ザッカーバーグ。昨今の排外主義の風潮に危機感を覚え、「ぼくたちは壁を築くのではなく橋をつくろう」と訴えた、説得力のある名演説です。CD収録。