ダボス会議スペシャルセッション ゴア×ボノ
通常価格:¥1,650
税込
CD+小冊子(英文・対訳・語注)
「気候危機」「超貧困」……地球を救うための1時間の対話
●2008年のダボス会議から歴史的セッションを収録●
アル・ゴア元アメリカ副大統領とロックバンドU2のボノが、「気候危機」と「超貧困」というふたつの課題について語り合った1時間強のセッションをCDに収録。『不都合な真実』が世界的なベストセラーになり、ノーベル平和賞を受賞したゴアと、1985年に行われたエチオピア飢餓救済コンサート「ライヴエイド」をきっかけに、貧困撲滅の社会運動を積極的に展開して、イギリス王室からナイトの称号を授与されたボノという、2大スターのスピーチを聞くことができます。司会は『フラット化する世界』の著者であり、ピュリッツァー賞を3度受賞したトーマス・L・フリードマンが務めています。
●切実な問題の時事英語をマスターしよう●
「異常気象」「地球温暖化」という段階から、もはや「気候危機」といわざるを得ないレベルに達した環境問題。いまだに貧困にあえぐアフリカの多くの国々。そうした中でも、京都議定書に批准していない先進国はついにアメリカ1カ国だけになり、債務帳消しの結果、実に2,900万人のアフリカの子どもたちがあらたに学校に通えるようになりと、確実な成果も出始めています。
まさにアメリカのオピニオン・リーダーとして、見事なスピーチを展開するゴア。ややアイルランド訛りがあるものの、いかにもロックスターらしいジョークを交えて聴衆を巻き込んでいくボノ。ふたりの英語は、それぞれに聞き応え十分です。付属の小冊子には英文、日本語訳、語注と、「地球を救うためのキーワード解説」を掲載。わたしたちが直面する問題に関する時事英語を覚える絶好のチャンスでもあります。
目次
[人類の文明史上、こんなことは起こったことがない]
・私たちは今、どのような状況に置かれているのか?
・北極の氷冠は早ければ5年以内に溶けてしまう
・ロードマップの大きな空白であるアメリカ
[最貧困層に対する約束を守れないなら、私たちはいったい何なんだ?]
・債務帳消しの結果、2,900万人のアフリカの子どもたちが学校に通えるようになった
・エイズ対策の緊急性を訴えるためにダボスに来た
・よいニュースは悪いニュースを際立たせる
・メルケルもサルコジも言葉の上では力強いサインが出ている
[グローバルな合意があれば、世界は気候危機を解決できる]
・ゴアとボノの出会い
・気候危機の問題を組み込む必要性
・どこで二酸化炭素が増えようと、いたるところで人類の未来を脅かすようになる
[電球を取り換えるよりも大事なのは法律を変えること]
・超貧困のために、防げるはずの病気で子どもたちが死んでいく
・「お赦しください、アル神父様」
・気候危機の矛先は発展途上国にも迫っている
・重要なのは条約上の義務を変えること
・貧困国に与えるべき援助をグローバルな合意に盛り込む
[事態の緊急性を国民自身が十分に認識できて初めて、この問題に責任ある効果的な対処ができる]
・ブッシュ後のアメリカはよくなるか?
・ゴアの見解による次期アメリカ大統領
・低成長と向き合うことはひとつのチャンス
・競争力を持ったさまざまなテクノロジーの可能性
[われわれは危機の時代に生きているけれど、直面している危機には大きなチャンスもある]
・3つの「極端」を1本の糸に織り上げるのが、リーダーの仕事
・新しい秩序は破局の後に生まれるのであって、その前ではない
・気候危機に関する質問はUFOに関する質問と同じ数しか無かった!?
・倫理的想像力を働かせる
[ある種の連携が生まれ、落としどころを知ろうと、みんなひとつになってきている]
・約束が実行され、ただちにスタートするのを目にしなければならない
・NATO司令官とボノとの対話
[いま私たちは地球の大気に関して2度めの危機を迎えている]
・グローバルな会話はいつも同じ顔ぶれ?
・紛争の3つのカテゴリー
・気候危機の第2、第3のカテゴリー
[最後に勝つのはいつだって社会運動だ]
・ホワイトバンドをつけて語り始めた候補者たち
・われわれは組織化しなくてはいけない、真剣に
[実際のところ、私の課題は私たちの課題なんだ]
・京都議定書に参加していない先進国は1カ国になった
・アメリカがマーシャルプランを始めたのは、自分たちをモラルある国と見なしていたから
・ボノのヒーローたち
・ダボスには途方もない創造的なエネルギーがある