古川 昭夫 監修・著
上田 敦子 著
伊藤 晶子 協力
A5判、236ページ+CD(52分)
●やさしい本からたくさん読もう!
「辞書は引かない」「わからないところはとばす」「つまらなければやめる」の多読三原則に従って、たくさん読むことこそが英語力アップの秘訣。そのためには、知らない単語がほとんどないような、ごくやさしい洋書からスタートすることが肝心です。やさしい英語をたくさん読んでいくと、いちいち日本語に訳す習慣から脱却して、英語を英語のまま理解できるようになります。そうなれば、英語のお勉強ではなく「読書」として楽しめる、楽しいから続く、続くから英語力が伸びるという好循環にラクラク乗ることができます。
●本書の中に洋書が6冊!
辞書なしで読めるスタート地点を知る目安として、本書の中にはレベル別に選定した洋書6冊を掲載しています。短い4冊はカラー挿絵もそのままにまるごと全部、長めの2冊は1〜2章を掲載して、朗読音声を付属CDに収録。児童書、古典的名作から現代ミステリー、ノンフィクションと、本書1冊でさまざまな洋書を実際に読み、聞くことができます。
1. The Jumble Sale (Oxford Reading Tree)
2. It's Natalie Nevada! (Building Blocks Library)
3. The Cave (Foundation Reading Library)
4. Sheep Station (Fast Forward)
5. Hotel Casanova (Cambridge English Readers)
6. The Three Musketeers (Macmillan Readers)
●なぜ多読が効果的なのか
多読で英語力が伸びる根拠を説明するとともに、初心者が辞書を引かずに本当に読めるのか、単語を暗記せずに本当に語彙が増えるのか、辞書を引かないと発音の仕方がわからないのではないか、多読でTOEICテストの点数は伸びるのかといった疑問にもひとつずつ回答します。
●多聴のすすめ
多読で英語を英語のまま理解できるようになったときこそ、リスニング力を高める絶好のチャンス。なぜなら、耳に聞こえてきた順に、頭から理解する素地ができているからです。「わからないところはとばす」習慣が身についていれば、知らない単語が出てきた瞬間に「頭の中が真っ白」になることもありません。そこで、多読と並行して、「聞き読み」「オーバーラッピング」「シャドーイング」「音読」をして、リスニング力、さらにはスピーキング力も伸ばす方法を提案します。
*本書は完売となった『100万語多読入門』の全面改訂版です。