多聴多読マガジン 2011年8月号(Vol.27)
通常価格:¥1,445
税込
A5判、CD1枚付き
●特集は、田中茂範先生による日本人が知らないネイティブ感覚
英語が使えるということは、基本語を使いこなせること。その基本語をネイティブ感覚で理解するには、絵本が最も効果的と田中先生は説きます。そこで、イギリスの80パーセントの小学校で教科書として採用されているOxford Reading Tree(ORT)を使って検証してみました。ORTは、何気なくパラパラとページをめくってしまいそうな簡単なシリーズ。しかし、同じページの中にlookとseeの違いがわかる場面があったり、takeのふた通りの使い方があったり、単語の持つ本質的な意味を「絵を見ることで感覚的に理解できる」工夫が随所にありました。ネイティブの子ども向けのやさしい洋書を、あえて大人が読む意義を再認識させられる特集です。
●「快読快聴ライブラリ」で洋書を読み、付属CDで朗読を聞いてみよう!
[1] In the Garden
Oxford Reading Tree(ORT)のステージ6からまるごと1冊を掲載。マジックキーの力で小さくなってしまった子どもたちには、自宅の庭の中も大冒険の場でした。
[2] Kung Fu Panda
人気アニメ映画『カンフー・パンダ』をもとに、基本300語で書かれた作品から第1章を紹介。伝説のカンフー闘士のイメージからは程遠い、ラーメン好きのパンダのポーの運命は。
[3] Wind Power
とある町の市民集会。風力発電の是非をめぐって、推進派と反対派がそれぞれの意見を発表します。どちらのサイドもポイントを3つに絞って陳述し、小学生向けのやさしい本ながら、ディベートのお手本にもなります。全編掲載。
[4] The University Murders
ケンブリッジ大学出版局の、ローガン警部シリーズ最高傑作といわれるミステリーから1、2章を掲載。物語は軽犯罪の常習犯が人を殺したと自首してきた場面から始まります。
●特別記事は映画と原書で味わうハリー・ポッターの世界
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 2』をもって、ついにハリー・ポッターは最終章を迎えます。映画を見終えたら、今度は原書の第1巻に戻ってみてはどうでしょう。まだ幼かったハリーたち。クリストファー・ベルトンさんから原書を読み通すアドバイスが届きました。