多聴多読マガジン 2012年10月号 (Vol.34)
通常価格:¥1,445
税込
A5判、CD1枚付き
●ネイティブの語彙力に迫ろう! 日本人に足りないのは何?
多読は語彙制限して書かれたリーダーをたくさん読むのが基本。しかし、リーダーは抵抗なく読めるようになっても、いざペーパーバックを読もうとすると、ごく簡単な児童書であっても知らない単語にポロポロ出くわすことになります。リーダーは中学校と高校1年までに習う単語でほぼ読むことができますが、一体何が足りないのでしょうか。そこで、リーダーで使われている語彙と、ネイティブの児童書の語彙、そして中学高校の基本語彙を分析し、日本人に欠落している部分を探りました。中学高校では習わないのに、児童書に頻繁に出てくる単語は、grab/nod/grin/yell/gaspなどなど。
その分析結果を踏まえ、大人でも楽しめる児童書の利用法、リーダーを活用しながら原書に近づくルート、ミステリーを読んで口語表現や専門用語を効率よく覚える方法を提案します。暗記する単語学習ではなく、読書を楽しんで豊かな語彙力を獲得する方法です。
●「快読快聴ライブラリ」で洋書を読み、付属CDで朗読を聞こう
[1] Don't Touch
ネイティブの子ども向けのやさしいノンフィクション。お家の中にあるもので、触ると危ないものを教えます。わずか61語のやさしい本ながら、prickly、spineなど、あまりなじみのない単語も登場します。
[2] Toy Story 3
ディズニー映画をやさしいリーダーにしたPenguin Kidsから『トイ・ストーリー3』を紹介。アンディは大学生になり、おもちゃと別れる日がやってきました。
[3] The Adventure of TINTIN: The Three Scrolls
映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』がついにリーダーになりました。やさしい英語で書かれてはいますが、映画さながらのスピーディーな展開と臨場感あふれる描写にグイグイ引き込まれます。
[4] The Stone of Destiny
ベストセラーOxford Reading Treeシリーズの続編に当たるTime Chroniclesから、レベル12+の1冊。イングランドとスコットランドが戦っていた中世にタイムトラベルしたキッパーたちが、「スクーンの石」を悪の手から守るべく大活躍します。
●ワンランク上の「快読快聴ライブラリ+」
アメリカ人なら誰でも知っている、児童書のロングセラー『ボックスカー・チルドレン』シリーズの第1作を紹介します。両親を亡くした4人の兄弟姉妹は自分たちだけで生きていこうと決心し、森に捨て去られていた古いボックスカー(貨車)で暮らし始めます。
●スターインタビューは『ダークナイト ライジング』
主演のクリスチャン・ベール、キャットウーマンを演じたアン・ハサウェイ、そして監督のクリストファー・ノーランが、バットマン新シリーズ完結編となる本作品について語ります。