多聴多読マガジン 2013年12月号 (Vol.41)
通常価格:¥1,445
税込
A5判、CD1枚付き(74分)
■あなたがホントに読めるのはどのレベル?■
自分では読んでいるつもりだが、この読み方でいいのか不安。英語をすらすら読むとはどういうことなのか、その感覚がわからない。自分に合った本をどう見つければいいのか・・・・・・。
そんな不安や疑問に答えるためにモニター実験を行いました。集まったモニターの英語レベルは英検3級からTOEIC975点、年齢も20代から70代。バックグラウンドのまったく異なる13名が制限時間付きの多読に挑戦しました。その分析結果をもとに、4人の先生が違った観点からアドバイス。同じ課題に挑戦して自分に近いモニターを見つければ、今後の指針が見えてきます。
【座談会】新・多読三原則について
いま、多読指導の現場では、生徒本人は楽しく読めているつもりなのに内容が理解できていない「すべり読み」が問題点として浮上しています。関西大学の高瀬敦子先生、豊田高専の西澤一先生、SEG多読教室の古川昭夫先生、社会人に多読を指導する繁村一義氏の4人が集まって今後の方針を議論しました。
●「快読快聴ライブラリ」ではやさしい洋書4作品を紹介します。付属CDには朗読音声を収録
[1] And First Prize Goes to...
美術展に出品することになり、張り切る主人公のキャットと、医師として忙しく働く母親との葛藤がやさしい英語で綴られています。本文は会話がメインのため、すぐに使える口語表現をたくさん学ぶことができます。
[2] The Case of the Lost Boy
ゴールデンレトリバーのキングは数々の事件を解決してきた名探偵。臭いや仕草からも、人間の本心を見抜きます。イヌ目線で語られるストーリーはユーモアたっぷり。2011年エドガー賞児童書部門賞を獲得した人気作です。
[3] Steve Jobs and the Story of Apple
アップル社のスティーブ・ジョブズの生涯を1,500語レベルでまとめたScholastic
ELTリーダーから、序章と第1章を掲載。写真も豊富で読みやすく、公認の伝記の原書に挑戦する前の予習にぴったりです。
[4] Man Hunt
ケンブリッジ・イングリッシュ・リーダーズの1,900語レベルのミステリー。冒頭から連続殺人犯が犯行の詳細を自ら語り出し、ドキドキしながらストーリーに引き込まれます。
●ワンランク上の「快読快聴ライブラリ+」
Percy Jackson and the Lightning Thief
全米ベストセラーのファンタジー「パーシー・ジャクソン」シリーズ第一弾の冒頭6ページを掲載。主人公はニューヨークの寄宿学校の12歳の生徒なのに、突然、オリンポスの神ゼウスとポセイドンの戦いに巻き込まれていきます。
●映画スターインタビューは『スティーブ・ジョブズ』
主演したアシュトン・カッチャーは若かりし頃のスティーブ・ジョブズそっくりと評判になっています。役作りのために、ジョブズのしたことを何でも真似し、同じ音楽を聴き、同じものを食べ、同じように散歩した話などを語ります。
■時事英語関連もお見逃しなく
混迷続くシリア情勢を伝えるVOAニュース、世界経済フォーラムのメディア・ディレクターを務めるタイ出身のフォン・マスロさんへのインタビュー、アメリカの財政破綻危機を分析する沢田博氏の記事も掲載。