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多聴多読マガジン 2014年2月号 (Vol.42)

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●特集は辞書に頼らない「イディオム・センス」を磨く
「やさしい単語ばかりなのに、どうも意味がわからない」と思ったら、イディオムを疑ってみましょう。ネイティブは日常的にイディオムを多用します。そこで今号の特集では、イディオムの中でも、「基本動詞+副詞」の形で句動詞と呼ばれるものを取り上げました。イディオムを勉強した人は、put off=延期する=postponeのように覚えているかもしれません。しかしput offは延期する以外の意味でも使われるのでやっかいです。どうしてそんなことになるのかを知り、イディオムに対する嗅覚を磨くことで、いろいろなイディオムの意味が感覚的にわかるようになります。仕上げはイラストクイズや穴埋めクイズで確認。監修は田中茂範先生(慶應義塾大学教授)です。

●「快読快聴ライブラリ」ではやさしい洋書4作品を紹介します。付属CDには朗読音声を収録
[1] In the Dark
子ども向けの絵本シリーズCollins Big Catから、in the street、at homeと、前置詞が自然に学べる1冊。
[2] Saved! Heroes in Everyday Life
ケンブリッジ大学出版局がディスカバリー・チャンネルと提携して開発した、新しいノンフィクション・シリーズから。観光で訪れたプーケット島で、津波が来る前にまわりの人々を避難させたイギリス人の10歳の少女のエピソードなどを紹介。
[3] Botchan
イタリアの出版社から刊行された、夏目漱石の『坊っちゃん』の英語版。「うらなり」Squash、「山嵐」Porcupineなどのおなじみの登場人物も、英語で読み直してみると新鮮な印象があります。
[4] Owl Hall
マクミラン・リーダーズの1,400語レベルのミステリー。15歳の少女Karaは、弟、母親と休暇を過ごすために「フクロウの館」と呼ばれる宿泊施設にやってきました。そこは誰かに見張られているような気がする不気味な館でした。

●ワンランク上の「快読快聴ライブラリ+」
The President Has Been Shot!
ケネディ暗殺から50年が経ち、多くの関連本が出版されました。本書は作家ジェームズ・スワンソンが、大統領の生い立ちから犯人追跡劇までを青少年向けに書き下ろしたもの。シンプルな英文で綴られる作品の第1章を紹介。

●映画スターインタビューは『大統領の執事の涙』
早くもアカデミー賞最有力候補との呼び名も高い作品で、主人公の妻を演じたオプラ・ウィンフリー。アメリカを代表するテレビ番組の司会者として活躍してきただけあり、要点をはっきりと伝える話し方は必聴です。

■キャロライン・ケネディ駐日アメリカ大使が、赴任するに先立って日本に向けて語ったスピーチ、女性初のFRB議長に就いたジャネット・イエレンの分析記事など、時事英語の題材も充実です。

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