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多聴多読マガジン 2014年4月号 (Vol.43)

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★試し読みができます。CDのトラックナンバーをクリックすると試聴もできます。こちらをクリック!

■30万語、60時間が基礎固めの目安■
 英文がスラスラ読めるようになる第一歩は「日本語に訳すクセ」をなくすこと。そのためには自分の年齢も社会的地位も忘れて、「こんなの簡単すぎる」「幼稚すぎる」「挿絵がいっぱいの本なんて恥ずかしい」と思わずに、本当にやさしい洋書から読み始めることです。
 多読を続けている人たちに聞き取り調査をすると、やさしい本を30万語くらい読むと、日本語に訳すクセからひとりでに抜け出し、「英語を英語のまま読む」「英語と意識せずに読書をしている」ことが普通になるという結果が出ます。時間でいえば60時間です。今号の特集では30万語に到達するまでのおすすめルートマップを示します。
 ある程度の基礎力のある人であれば、3分の1の10万語でも和訳グセをなくすことは可能です。そこで、短期集中の10万語短縮ルートマップもあわせて示します。


■和訳グセをなくすためにCDを活用しよう■
 多読用のやさしい洋書の多くには朗読CDが用意されています。CDをペースメーカーとして本を読むと、「戻り読み」をしている時間がないために、英語のまま理解する力をつけるのにとても有効です。読むスピードが上がり、生の英語のリズムに慣れ、リスニング力にも直結する聞き読み。本誌が厳選した350タイトルを参考にスタートしてみませんか。


■「快読快聴ライブラリ」ではやさしい洋書6作品を紹介します。付属CDには朗読音声を収録■

[1] The Optometrist
写真を使った子ども向けのノンフィクション。目が悪くなったとき、どのような検査を受けてメガネを作るのかを、やさしい英語で説明しています。
[2] Clifford the Big Red Dog
発行部数1億2000万部のベストセラー、イヌのクリフォードシリーズ第1作。飼い主よりもはるかに大きな赤いイヌ、クリフォードと女の子のほほえましいやり取りが描かれています。
[3] Island Hopping
ペンギンは家族が住むのに適した場所を探して、気球で世界の島巡りの旅に出掛けました。日本にもやってきて、札幌の雪祭りや温泉につかるサルなどを見て回ります。
[4] Mystery in San Francisco
14歳のジムはサンフランシスコに住んでいます。学校からの帰り道、誰も住んでいない屋敷の窓に、長い黒髪の女の子が見えたと思ったら、すぐに消えてしまいました。幽霊なんか信じていなかったジムですが。
[5] Leonardo da Vinci
英国コリンズ社から発売されたばかりのノンフィクションシリーズ。レオナルド・ダ・ビンチの生涯を興味深いエピソードとともに紹介します。年表つき。
[6] Island Hopping
ダブリンに住む弁護士の主人公は、ある朝、血まみれのベッドで目を覚ましました。本人はどこにもケガをしていません。前夜のことを思い出そうとしますが、記憶がなくて。

■ワンランク上の「快読快聴ライブラリ+」■

The Hobbit トールキン作『ホビットの冒険』の原書の冒頭部分を紹介します。居心地のよい穴で暮らしているビルボ・バギンズのところに、魔法使いのガンダルフが訪ねてきました。


●映画スターインタビューは、『ウォルト・ディズニーの約束』主演のトム・ハンクスとエマ・トンプソンディズニーランドが作られたいきさつや役作りについて、両オスカー俳優がリラックスした雰囲気でインタビューに答えています。アメリカ英語とイギリス英語の違いにも注目です。
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